熊本県小国町鍋ヶ滝公園
CMロケ地として認知度が高まり、人気の観光地へ。
人であふれる園内や頻発する渋滞への対応を模索していた。
熊本県小国町は、約9万年前の巨大噴火でできたとされる鍋ケ滝を観光資源として、持続可能な観光に取り組んでいます。
鍋ケ滝はCMのロケ地として2003年に一躍有名になり、2012年に鍋ケ滝公園として整備されましたが、生活道路圏での交通渋滞や園内の混雑緩和に課題が残っていました。
上記の課題を解決すべく、2021年に事前予約制の実証実験に着手しました。求められたのは、入場者数だけではなく駐車場枠を的確にコントロールすることでした。
実証実験結果から、チケットHUBの日時指定機能を導入いただくことになりました。事前販売数を1時間毎に設定・来場者が多く見込まれる特定日は完全予約制にしました。
積極的な広報活動により、事前予約制の導入は成功。オーバーツーリズムの解消に貢献しました。
その成果として、2022年に「世界の持続可能な観光地トップ100」に選出されるなど、
世界からも評価を受けています。